京都・石清水八幡宮をぶらり旅-4(邪気をはねのける工夫)
のつづきです。
16時からの「大祓」に合わせて参拝したので、薄暗くなってきました。 手水舎に差し込む夕日が美しいです。
参拝したのは、大晦日。一晩眠れば、明日はお正月という頃。 縁起の良いきれいな酒樽が並んでいます。
↑ 「八幡」と書かれた真っ赤な酒樽をよくご覧ください。「八」の字の右はらいが「ハト」の形になっています。石清水八幡宮の神様の使いがハトだからですね。粋ですね。
↑ 南総門の手前の御神木の右側に、しめ縄で結界が張られています。 「大祓」はこちらで行われました。それに関しては次のブログでご紹介します。
↑ 再び南総門です。大祓の日は、少し雨が降ることが多いのですが、到着した時は晴れていました。 ※参考:誰でも生まれ変われる年に2回の大祓とは?
見どころ:邪気をはねのける工夫いろいろ
石清水八幡宮には、「邪気をはねのける工夫」がいくつかなされています。 たとえば、先ほどの「南総門」を入ったところ。 ご本殿が真正面ではなく、少し斜めを向いているのがわかります。2010年の写真になりますが、確認してみましょう。↓
おわかりになりますか? 真正面から撮っているのに、少しご本殿が斜めになって見えますよね。 言われてみればわかる程度、ほんのわずかですが角度がついています。境内図 でご確認いただくと、よりわかるかも。 このような角度にあえてお社を建てて、邪気が入ってきても、真ん中に入ることができないように工夫されているのです。さすが京都ですね!
もう1か所、おもしろいところがあります。
方位で重要といわれる丑寅の方角「鬼門」にあたる場所(上の写真の右奥方向です)の石垣を、なんと、斜めに切り取っているのです。 写真は コチラのページの21番をどうぞ。 これは「鬼門封じ」と呼ばれるものだそうで、鬼がやってくる丑寅の方角(鬼門)の石垣を斜めに切り取って対処してあるのです。 これはあまり知られていないので、ぜひ実物をご覧になって昔の人の知恵を楽しんでください。
さて次は、境内の看板をご紹介します。
見るからに邪気を祓ってくれそうな「八幡御神矢」です。実物も超カッコイイのです!! 財布のヒモが緩み、思わずいただいて帰りました。我が家の玄関で強力に魔を祓ってくださっています。 これは本当にオススメ。
そして、お社の前にはド~~ンと大きな矢が! デカくな~い??
人との大きさを比べるとわかりますが、圧巻です。見上げてしまうサイズです。これはお正月期間だけでしょうか??(未確認です)
男山の竹が使われているのでしょうか? 本当に立派で、力強く魔を破ってくれそうですね。
さて、そろそろ「大祓」がはじまりそうですが、そのお話はまた次回にいたしましょう。どうぞお楽しみに。
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