奈良・ぶらり旅(3)おしゃれな志賀直哉旧居
『 とにかく、奈良は美しい所だ。自然が美しく、残っている建築も美しい。そして二つが互いに溶け合っている点は他に比を見ないと言って差し支えない。今の奈良は昔の都の一部分に過ぎないが、名画の残欠が美しいように美しい。』 (『奈良』より)
春日大社へ行く前に、以前から行きたかった「志賀直哉旧居」に立ち寄りました。 志賀直哉自らが設計し、京都から移り住んだ家です。 当時の文人や画家が多く集まるサロンだったそうです。 春日原始林のすぐそばの風光明媚な場所に建てられています。
解体を免れて、現在はセミナーハウスとして使用されています。
中に入り、靴を脱いで入場料を支払います。 そして、まずは2階から見学します。
2階の「客間」です。 窓の向こうに春日の原始林が見え、間違いなく気持ちがいい部屋です。 机も立派ですね。
上の写真の右側は、このような窓になっています。ステキ。
1階のお茶室です。 お庭との一体感が素晴らしく、しばし、見とれてしまいました。
こちらは私がとても見たかった場所。 冷蔵庫(写真左)やガスも使えて、当時では最先端のキッチンだったようです。
こちらは「サンルーム」。ここで文人や画家が交流していたのでしょうか。 昭和初期にこんなにおしゃれな暮らしをされていたんですね。
豪華ですが、シンプルな美しさのある素晴らしいお宅でした。
「奈良観光」というと、東大寺や春日大社になってしまいますが、少し探すとステキな場所がたくさんあります。 京都よりもゆったりとしていて、ちょっとタイムトラベルした気分になれますよ。 ぜひ足をお運びください。
奈良ぶらり旅(2020) まとめ
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