鎌倉めぐり:銭洗弁財天・宇賀福神社ー3(はじめての銭洗い体験)
のつづきです。
歴史を知ると、お参りが楽しくなり効果も高まりますよー
↓ こちらは洞窟入口(一番外ですね)の御由緒です。読んでから入るといいと思います♪
学校で、「源頼朝」や「源氏と平家の戦い」のことは習っても、ここに書かれてあるようなことは教えてもらえません。 勝手に「戦ってばかり」というイメージを持っていましたが、世の中のことを思って祈ったりしていたんですね。 とても興味深い内容でした。 読んでよかった ♪ 何が書いてあるのか、ご紹介していきます!
学校では教えてくれない源頼朝の信仰心
「 鎌倉幕府の始祖「源頼朝」公は、平家を討伐して幕府を樹立しましたが、永い戦乱によって国民の生活は苦しくなっていました。 これを憂いた頼朝公は、人々の苦しみを取り除こうとして、神仏の加護を願って、日夜お祈りをささげたのです。
そのうち、巳の月、巳の日に不思議なことが起こりました。 一人の老人が夢枕に表れて、
『 ここから西北の方向に仙境があり、きれいな泉が岩の間から湧き出しています。 そこは清浄な地で福の神が住んでいて、その水を使っています。 この水こそは真の神の霊水なのです。 この水を絶えず使って、神仏をまつれば、人々は自然に信仰心を起こし、悪鬼や邪鬼も退散して、国内はすぐに平穏に治まります。 私こそは隠里(かくれさと)の主である宇賀福です。』 というとその姿を消しました。
目を覚ました頼朝公は、心から宇賀神を敬い、夢のお告げ通りに西北の谷に泉を見つけました。 そこに岩窟を掘らせ( ↓下の写真の岩窟これは頼朝が掘らせたんですね!)、宇賀神をまつり、その水を使って神仏の供養を続けると国中は静かになり、人々は富み栄えるようになり、これがここの起こりだといわれています。」
ポイントは、 洗うだけではなく「行いを清めて慎む」こと
お金を洗うようになったのは、頼朝亡き後のようです。案内の中に、大切なこと(かぎかっこ【】内)が書かれていました。
「 (頼朝亡きあと、)「北条時頼」公は、頼朝公の信心を受け継いで、隠里の福神を信仰しました。 (中略) 弁財天を信仰する者が、持っている【金銭をこの水で洗い清めると同時に心身を清めて行いを慎めば】、不浄の塵垢が消えて、清浄の福銭になるといい率先して持っている金銭を洗って一家繁昌、子孫長久を祈りました。 以来七百余年、銭洗井は、鎌倉五名水の一つとしても天下に聞こえ、四季の参詣者は絶える事はありません。」
なるほど! ただ洗うだけではなく【金銭をこの水で洗い清めると同時に心身を清めて行いを慎めば】とありましたね。 これが大切なポイントのようです。
銭洗弁財天:お金の洗い方
さて、歴史背景があたまに入ったところで、前回ご紹介した「本社」 (↓写真右側)でご挨拶した後、いよいよ洞窟の中にある「奥宮」へ入っていきます。
木で支えられていて、閉所恐怖症の方は少し不安になるかもしれませんが、中は広くなっていて、正面奥には空が見えるので、圧迫感はありません。
右側をふと見ると、お社(↓下写真)がありましたので、中に入ってご挨拶をしました。ついつい洗いたい気持ちが先走ってしまいがちですが、「奥宮」というからには「お宮」に神様がいらっしゃるわけです。 先にきちんとご挨拶してスジを通してから洗いましょう。
写真で柄杓が並んでいますが、その下に細い川が流れています。 ザルにお金を入れて、ここで洗います。 お札を洗ってらっしゃる方もいました(^^)
お金そのものに良い悪いはなく、ただの中立のエネルギーですが、そこに念や垢などがつきやすいので、それを清めていただきます。 自分もお金も清められているイメージを持ちましょう。
洗ったお金は、感謝して、きれいなハンカチや布で(必ず持っていきましょう)拭き、ため込まずに「世の中や人が喜ぶこと」に使うといいでしょう。 ザルは、写真の左側に返却口があります。
こうして「奥宮」の参拝と銭洗いが済んだあと、境内の神社にお参りすることにしました。 すると「本社」の後ろ側に、「んん??なんだかこっちが気になる!」 というただならぬ空気を感じました。 次回はそのお社と、授与品(お守りなど)をご紹介したいと思います。どうぞお楽しみに。
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