世界遺産「高野山」の巡り方(5)お庭と芸術で癒され、お茶菓子でほっと一息「金剛峯寺」
◆世界遺産「高野山」の巡り方(4)故人の供養ができる「写経」 のつづきです。
さて、「総本山金剛峯寺」というと、ひとつのお寺ではなく高野山全体のお寺すべてを表しますが、「金剛峯寺」とだけいうと、 こちら のお寺になります。 豊臣秀吉が亡き母の菩提のために建立しました。 パンフレット(写真上)がカワイイです。
正門を入ると、金剛峯寺伽藍があります。この中が見どころ満載。拝観料500円で入ってみましょう。
仏教にくわしくなくても、美しいものがお好きでしたら、この中は飽きることがないでしょう。 日本最大の素晴らしい石庭や、美しい襖絵(季節のお花も描かれていて、かわいいんです)、天皇の応接間だったという総金箔のお部屋もあります。
また、「新別殿」という広いお部屋では、お茶とお菓子がいただけて(!)お坊様のお話を聞ける時間もあります。 楽しいお話で参拝者の心をつかんでいて、ちょっと真面目な綾小路きみまろさん、といった感じでしょうか(笑)。
ゆっくり時間をとってお庭や襖絵を眺めていたい、そんな癒される素敵な空間でした。 今で言うと、テーマパーク? いえ、もっと新しい感じ、忙しさを忘れてホっとできる「癒しの空間」といった感じです。 忙しい世代の方にはもちろん、お年寄りの方にも喜ばれると思います。( 一部、車いす移動もできます )ぜひお立ち寄りくださいませ。
次回はいよいよ「見どころたくさん「壇上伽藍(だんじょうがらん)」です。